ターゲットが若い世代だと、これまで紙媒体で伝えていた情報も、「PCやスマホで見やすい形式にしてほしい」「もっと更新頻度を上げてほしい」という要望が出てきて、WEBメディアへと展開していくパターンがあるようです。
人生と仕事とお金について考えるWEBメディア
死亡保険、医療保険、就業不能保険、がん保障、先進医療保障などの生命保険のオンライン見積り、資料請求など、シンプルなネット手続きで提供されている、ライフネット生命保険株式会社が運営するウェブメディアです。
いま旬なプロフェッショナルの方へのインタビューから、ライフネット生命のスタッフの日々の活動まで、さまざまな角度から「人生と仕事とお金について考える」ことをコンセプトにされています。
サイトの目的
ライフネット生命は、インターネットが顧客との接点となるため、特に子育て世代の人たちに向けた、潜在層へのリーチを目的としています。
そのターゲット層へ対し、「人生」「仕事」「お金」に関する特集やインタビュー記事など、好感の持てるプロモーションでファンを増やしていき、長期的視野でオウンドメディアを展開しています。
読者にとって有益な情報源となるとともに、友人や家族との日常の話題として楽しんでもらうきっかけとなることを目指していくとしているようです。
施策
2014年にオープンしたサイトですが、元々は、2011年にライフネット生命の旬が詳しくわかる情報誌「ライフネットジャーナル」を創刊していました。その反響から、PCやスマホで見やすい形式にしてほしい、もっと更新頻度を上げてほしい、というの要望が多数あったそうです。
記事カテゴリーは、保険のことはもちろん、人生や健康、教養など、ライフスタイル系の項目で取り上げられています。
- 人生
- 仕事
- お金
- 健康
- 保険
- がんと就労
- 教養
- いろいろ
記事ランキングは「よく読まれる記事」という項目で、取り上げられています。3月9日現在のランキングを見ると、保険の内容だけでなく、インタビューや食生活のこともランクインしています。
よく読まれる記事
更新は、毎週火・金曜日の週2回。2014年から更新されているため、記事数は500記事を超えるサイトになっています。
これらの記事は、社内の人や編集部で書かれているようです。
ゴールはメインサイトへの誘導
サイト自体に直接的なゴールは設けられていません。右サイドバーの上部に、メインサイトへのバナーがあるだけです。
投稿記事の下にも誘導させるようなバナーなどは設けられていません。
(現時点での)結果
アクセス数や問い合わせの数などは公開されていません。
一応、分析ツールのSimilarWebで3月9日現在のデータを調べてみると、、、
訪問者数は平均して50万前後~のようです。
流入の81.88%が検索によるもので、ダイレクト(ブックマーク)が14.19%、リンクからの流入が1.64%、SNSは2.28%です。
知見
元々認知度の高い会社ですから、商品(保険)に関連した直背的な情報だけでなく、間接的な情報までフォローすることで、ブランド力を高めることに繋がると思われます。
メインサイトは商品の説明がふんだんに書かれていますので、メディアサイトでは、安易に売り込むようなゴールを設けず、純粋に情報提供に特化したメディアサイトにしているのかもしれません。