いつもは、オウンドメディアサイトを紹介するカテゴリーですが、今回は視点を変え、
「◯◯というコンテンツ(情報)は、オウンドメディアとして成り立つのだろうか?」
という視点で取り上げていきます。
照明に関するオウンドメディアは、インテリア系が中心ばかり!?
今回、取り上げていくのは「照明」です。ただ、一言に照明といっても、屋外・屋内など、様々な種類があります。
実は、照明器具に関する内容は、インテリアを中心としたオウンドメディアサイトの中の一部で、取り上げられているものばかりです。例えば、
上記はどれも、サイトのコンセプトに沿って、ターゲットが好みそうな、最先端の商品であったり、デザイン性の高いものであったりするので、読み手の興味をひく内容になっています。ただ、海外の製品が多かったりするので、気に入ったからといって、実際に購入するにはハードルが高い人もいるでしょう。
その他、照明関連のニュースをまとめたサイトだと、下記のようなものもあります。こちらも家電を中心としたメディアサイトの中の一部で、照明器具を取り上げています。
プレスリリースなど情報を元にした商品紹介が中心ですが、使用レビューやコラムなどもあります。
照明メディアサイトの中身をどう考えるか?
照明器具と言っても、世の中には数えきれないほどの種類があります。なので、全情報を扱い、流したところで、情報の受け手側も処理しきれません。
まずは、情報を届けたいターゲットを思い浮かべましょう。
住居に使う屋内系の照明を探している人であれば、そのターゲットが、どんな部屋のコーディネートを好んでいる層なのかによっても、発信していく照明コンテンツは変わってくるでしょう。最先端系を好むのか?レトロな雰囲気を好むのか?など。
さらには、単なる商品紹介だけでなく、
- 照明を取り入れたライフスタイルの充実
- 照明が影響をもらたす健康ネタ
など、様々なコンテンツの切り口を発見できます。
また、屋外照明器具であれば、一般の方が購入することはまずないでしょうから、上記のような一般向けのコンテンツでは噛み合わなくなります。そういう背景からか、2018年6月現在、屋外照明器具のオウンドメディアは探せませんでした。
ですが、屋外照明があることによって、プラスになる「人・モノ・時間」はありますので、商品紹介以外の魅力的な切り口は十分に考えられます。
照明器具というコンテンツでもオウンドメディアは成り立つ
結論として、照明器具というコンテンツでもオウンドメディアは成り立ちます。
ただ、屋内照明のオウンドメディアだと、冒頭で紹介した3件がインテリア系も含めた内容なので圧倒的強いです。なので、ターゲット(コンセプト)の軸をしっかりしておかないと、うまくいかないでしょう。
狙い目は、屋外照明器具です。屋外照明器具は、一般の方が購入するものでもありませんし、魅力的にデザイン性が高いわけでもありません。ですが、屋外照明があることによって、プラスになる「人・モノ・時間」はたくさんあります。屋外照明の存在が、当たり前すぎて、価値として感じ取れていないだけですので、価値が伝わる切り口を探すことで、十分メディアとして成り立ちます。