写真映えのする商品の場合、写真を主としたコミュニティと、文字が主体のコラムとを組み合わせるというケースもあります。
今回はその例を取り上げます。
植物・お花好きが集まるコミュニティ
「グリーンスナップ」は、植物・お花好きが集まって楽しむコミュニティサイトとして、みんなが投稿した植物の写真と、人気の観葉植物や多肉植物の育て方・家庭菜園の作り方や花の名前・花言葉など、ガーデニング初心者に役立つ情報が掲載されているサイトです。
サイトの目的
GreenSnapは、植物好きの人と交流できる「コミュニティ」を目的をしており、植物の名前を知りたい!もっとオシャレに飾りたい!寄せ植えなどアレンジにレシピを探したい!成長記録を残したい!植物やお花の仲間と気軽に話したい!素敵な写真で癒やされたい!そんな方に向けたサイトです。
GreenSnapを運営している会社の親会社は、DIYショップ「DIY FACTORY」を運営する株式会社大都です。以前紹介しました、花や植物を楽しむための情報をお届けするメディア「horti 〜ホルティ〜」も関連しています。
施策
コンテンツには、
- 植物の名前や育て方を知れる「教えてカメラ」や「植物図鑑」
- 成長記録をつけれる「マイアルバム」
に加え、コラムが設けられています。
コラムのカテゴリーは、
- 観葉植物
- 多肉植物・サボテン
- ガーデニング
- 花
- 家庭菜園
- ハーブ
で分けられています。
記事ランキングは、右サイドバーに掲載されています。「人気のコラム」という項目で、ベスト5が取り上げられています。
更新は、週2~3記事ぐらいです。
編集者やライターの求人を出してるようすはないので、これらの記事は、社内の人で書かれていると思われます。
複数のゴールを設け、誘導させる。
コラム記事の最下部には、公式アプリへのダウンロードを誘導するバナーが設けられています。
さらに、右サイドバーには、
写真集販売への誘導や、
写真コンテンストへの誘導や、
DIYワークショップへの誘導が設けられています。
(現時点での)結果
一応、分析ツールのSimilarWebで4月28日現在のデータを調べてみると、、、
訪問者数は50万人のようです。
流入の76.02%が検索によるもので、ダイレクト(ブックマーク)が19.62%、リンクからの流入が0.69%、SNSは3.68%です。
SNSのフォロワーは、Facebookが15000人以上、twitterは17000人以上、Instagramが5000人以上です。SNSの数値が他よりも高いのは、植物の写真が映えることも影響してそうです。
知見
植物は、生活を彩ってくれる身近な存在ですが、扱い方が種類や季節によって違うことから、手を出したくても二の足を踏んでしまうことがたくさんあります。そこに対して、造園業者が役立つ情報発信をしているかと言うと、やはり遅れています。
このサイトも、コラム記事自体は決して数が多いわけではないのですが、写真を主体としたコミュニティと組み合わせることや、アプリや写真コンテストなどへの導線が複数あることで、活発的なサイトになっている気がします。