不動産を掲載するポータルサイトも今では、ただ物件を掲載するだけではなく、暮らしの工夫や、お得に住まいの売買ができる情報、さらには、住みたい街選びに役立つ情報などを発信してきています。
今回は、不動産ポータルサイトが運営するオウンドメディアを紹介します。
オウチーノが提供するライフスタイルマガジン
ヨムーノは、住宅系ポータルサイトで有名なオウチーノが運営しています。
サイトのコンセプト
サイトを運営しているオウチーノでは、不動産情報を掲載していますので、そこに関連して、安心で居心地よくなる暮らしの工夫や、賢くお得に住まいの売買ができる情報、住みたい街選びに役立つ情報などを提供しています。
コンテンツ内容
記事カテゴリーは、
- 住まい
- 暮らし
- 街
- トレンド調査
- お金・ローン
と、住まいと暮らしが中心になっています。
また、TOPページの新着記事一覧の下には、「編集部のおすすめ記事」があります。
- 失敗しない住宅購入
- 損ぜず家を高く売る
- 知って得する住宅ローン
- 賢者の賃貸物件探し
傾向としては、お金に関することでまとめられているようです。
そして、記事ランキングは、右サイドバーに掲載されていて、ランキング内容は、24時間PV集計で並んでいます。ランキングを見ると、雑貨系が人気のようです。
また、人気記事ランキングの下には、注目の記事として企業からのPR記事が掲載されています。
更新は毎日複数記事更新されており、2018年4月現在で3000記事以上もあります。
求人を出していることから、これらの記事は社内で対応しているようです。ただ、個人のブログなどでヨムーノの「執筆記事のお知らせ」をされている方もいるようなので、専門的知識を持った主婦の方にも依頼しているようです。
ゴールはメインサイトへの誘導?
目立つようなゴールは設けられていないようです。
サイトの一番下であるフッター部分に、「オウチーノで物件を探す」というリンクがあるだけです。
(現時点での)結果
一応、分析ツールのSimilarWebで4月15日現在のデータを調べてみると、、、
訪問者数は徐々に増えていき、1000万ほどのようです。
ただし、この結果は「https://www.o-uccino.jp」での結果なので、ポータルサイトのデータもふくまれています。ヨムーノは、「https://www.o-uccino.jp/article」と、o-uccino.jpの子階層にありますので、この数値よりは下回ります。
流入の76.61%が検索によるもので、ダイレクト(ブックマーク)が18.25%、リンクからの流入が2.35%、SNSは1.86%です。
ただし、こちらのデータも「https://www.o-uccino.jp」での結果なので、ポータルサイトのデータもふくまれています。
知見
キャシュポイントは、メインサイトであるオウチーノへの物件広告の掲載です。多くの人がサイトを利用してもらわないと、物件広告を掲載する価値もなくなりますので、サイトへのアクセスは外せない要素になってきます。
直接的にセールスやプロモーションする内容でなくても、住まいに対するモチベーションが高まるような記事を量産することで、メインサイトであるオウチーノへの利用に繋がると予測されます。
現時点では記事単体からの導線はないので、掲載物件と連動した記事になってくると、より魅力的なメディアサイトに成長していきそうです。