新年度になりました。
多くの企業さまでは、広告宣伝費や販促費に割ける予算や人員は、今年もさらに少なくなって大変ではないでしょうか?
以前は広告から展示会、販促まで丸ごと広告代理店や大手印刷会社などに任せていた時代がありましたが、
今では、コストを抑えるために、広告は広告会社、制作物は印刷会社、展示会はイベント会社、HPやWebはWeb会社にバラバラでは発注していることが多いかと思います。
そうなると、一貫性との観点ではいいのですが、逆に、過去を踏襲することを優先するあまり改善の余地をなくし、マンネリになり、いつまでも、本質的な課題が解決しないのではないでしょうか?
また、成果を把握できないからこそやめる理由が見当たらず、本当は無駄な予算や手間をかけているのかもしれません。さらに、多数の施策やツールを担う責任者となれば、個々の施策の結果や効果、経緯云々などを年に数回、経営層や他部門からチェックや質問され、説明説得しなければなりません。そういったことも、大変な負担になります。
しかし、今は、単発な施策やツールで効果が見込める時代ではなく、マーケティングコミュニケーション全体適正で、効果と効率の良い運営を行う必要性が出てきていると考えます。
さらに、時節柄、イベントや展示会が中止となり、一過性の出来事ではなく、企業や個人の考え方に浸透しそうなテレワークなどのネットを通じた仕事の流れが急にそして確実に、定着しつつあります。こういった、私たちの仕事や働き方を取り巻く急激な事業環境の変化に対応した施策を企業内担当者だけで考えるのは難しくなりつつあるということが言えます。
本日より始まりましたが、今期のマーケティング施策の見直しも検討されたらいかがでしょうか。
今年のマーケティング施策やツールを思い切って、「他社媒体のフロー型」から「自社媒体のストック型」に
少しずつ転換し、そのうえで、もし予算や売り上げ目標が高ければ、「フロー型」にも重きを置くことをご提案いたします。これからの施策企画のご参考になれば幸いです。
(以下の、フロー型とストック型は試案です)
「他社媒体」とは、広告やSNS、大きな展示会・イベントなどがこれに当たり、その中で、「フロー型」は
単発・短期間で売り上げ効果を上げる企業目線・諸需品目線といわれる細文字に、ひとつひとつ重ねて作った施策やツールが蓄積されて徐々に効果を発揮する特性を持つ「ストック型」は太字に、それぞれが相当します。
一方、「自社媒体」とは、HPやwebサイト(商品やブランディング、集客の目的)、メルマガ、MA、企業のショールーム、セミナー、テレマーケティング、キャンペーン、販売コンテスト、定期情報誌、提案チラシ、DMがこれに当たり、その中で、「フロー型」は細文字に、「ストック型」は太字に、それぞれが相当します。
上記で考える「自社媒体のストック型」とはHPやwebサイト(商品やブランディング、集客の目的)、
メルマガ、MA、企業のショールーム、セミナー、定期情報誌、提案チラシ、DMなどであり、ここに予算のウェイトを置くことが重要と考えており、以下に5つのメリットを挙げます。
もちろん、ほかの他社媒体である、広告や大きな展示会・イベント、そして自社媒体である、テレマーケティング、キャンペーンなども、同じフォロー型としての優先順位も高く、同時に、押さえておく必要があります。
1.単発で企画するのではないため、ターゲットとの持続的な関係強化を図れる(営業フォローの視点も)
2.比較的に低予算で運営できるので、継続できる
3.費用対効果を測れるのでPDCを回しながら成果を出し続けられる
4.デジタルの流れに乗ることができる(5Gの時代へ)
5.自社媒体としてのコンテンツがストックされ、
それがそのまま企業として蓄積した知見資産になる(ブランディングの視点も)
どんなにいいコンテンツであっても、届かなければ、なしと同じ。
お客様と信頼し合ったいい関係づくりこそ、考え方の根幹でなければなりません。
いかがでしょうか?
できるだけ少ない予算で、費用対効果を見ながら運営、そして、自社媒体としてPDCを回しながら成果を出し、育て上げることができる「自社媒体のストック型」施策、ご一考いただければ幸いです。
新年度になったので、もうコロナを言い訳にせず
前を向いて、新しい計画、新しく進む道を探し続けましょう。