今回のテーマは 【 こむずかしそうなBtoBtoC市場の市場調査はこむずかしい?、を考える 】
今回は BtoBについて考えたいと思います、
BtoBtoCのC向けはWebやリアルの会員、オープンデータ調査手法が完成されてあるように思います、
いまは価格競争やスピードの時に入り、企画の質はどちらかというと需要が少なくなってしまったよう思います
現にサンプル数があまりに少なかったり属性が全体を代表してない恣意的な調査結果が散見され
わたし的には広告の手法になりきったよう感じていますのでまじめに考えるのがむなしく・・・
BtoBについて考えたいと思います
記
1.BtoB調査特に 販促情報やツール関連の場合はこんなことを調べます
1)競合の戦略と実態
□ 中期及び年間計画
□ 販促関連組織と体制
□ インナー施策
□ 対流通(特約店・2次店)
□ 消費者
2)他社の流通戦略と実態
□ 重点としている対象(属性の選択をしているか)ルート策
□ トップを含めた人脈や人事(契約含む)、資本・提携、施設関係
□ 価格政策
□ インストアシェアアップ(短・中長期)策
□ 団体加盟状況・意向
3)元請け店が抱える実態と課題
□ 流通店の評価
□ 競合メーカーと比較しての
・メーカー担当者の評価
・メーカー施策やツール評価
□ 当該メーカーの新販促策の受容度
□ メーカーへの期待
□ ユーザー接点・顧客やリピート管理度
□ ユーザー評価フィードバックの仕組み
2.調査で大切なこと
実査そのものだけではなくどう読み込み どう生かすか、が大事です
この業界に入った最初はマーティングリサーチの世界でしたのでいろんな調査を体験しましたが、
調査報告までが仕事でしたのでその後の生かす策はご縁はありませんでしたが
いまはそれができます、
ほとんどの調査は設計から実査~集計・報告書作成まで半年前後かかります、
それだけ労力をかけるので報告書をつくってほっとして、それで終わり、が多いのではないでしょうか
本来 調査は設問や回答方法、回答誘導を工夫して70%以上の有意な母数の中から
想定外の事象をひねり出し、次善の策を創る一連の流れのスタートであるはずです
調査がインプット 次善の策にお始まりがアウトプット
もし それが途中で終わるなら しなくてよかったんではないですか、浪費だから
正直 わたしも同様なことをしたこともよくあり 残念です
そのことを忘れずご提示は、したいと思います・・・
その意味では複写機メーカーの販売事例展開チームでのアンケート調査の生かし方はりっぱです、
ツールを作ったらそれをどう生かしたか、
それについてトップのマネージメントやリーダー、直担当はどう思ったか、
お客さまと販売店の声をそれぞれ生かすためのミーティングとその手法、それを現実にするスピード(社内組織力の力です)が
なかなか徹底していました、
競争が激しい業界は違うと思いました
問題意識の深さと解決するスピードには勉強になりました
注) これから住宅業界もさまざまな業界が参入します、生き馬の目を抜く業界出身企業は要注意となります、
但し速いだけでは失敗もしますが試行錯誤も早いです・・・)
3.最後に元請け店に対する主な調査です
1) リフォーム事業の基盤の確立
2) 経営計画・理念の確定
3) 年間計画
4) 商品の品揃え計画
5) 売上・原価計画
6) 地域・店舗計画
7) 販促&IT計画
8) 顧客管理計画
9) 人事や組織体制、研修、設備計画