Webマーケティングの考え方と実践方法⑥【ネクストライク132号】

「Webマーケティングの考え方と実践方法」シリーズの
6回目【Webサイトの3つのタイプ】です。

これからの予定です。
6回目 Webサイトは大きく3つのタイプに分かれます。
7回目 Webサイトのリニューアル成功の4パターン。
8回目 コンテンツの種類を3つの視点で整理する。
9回目 改めて「オウンドメディア」を考える。
10回目「マーケティングオートメーション」を考える。

弊社の基本的なスタイルとして、お伝えできれば思います。

6.Webサイトは大きく3つのタイプに分かれます。
Webサイトをはじめて構築する場合、ターゲットが誰で、購買プロセス(カスタマージャーニー)はどんな流れか、ユーザーは何に困って、又は、解決したいのか、どんなコンテンツを期待しているのか、それに対して、我々は、何を用意できるのか、最終ゴールを何にしたいのか、によって大きく3タイプに分かれます。

1)会社のコーポレートサイト
目的は、会社案内書のパンフレット内容のWeb版です。
ターゲットは、株主や取引先、リクルート、業界関係者など限られた対象となり、会社のブランディングが主な役割になります。

2)商品カタログ型サイト
目的は、見込み客への商品販売で商品・サービスを網羅的に紹介することです。
ターゲットは、ある程度、既存取引先や商品を認知していて検索指名できるなどの、 限られた対象となります。

3)情報提供型サイト
目的は、啓蒙による数多くの潜在客の取り込みです。認知から興味関心~理解~納得~比較検討などの各段階に応じたコンテンツを紹介します。
たとえば、定期更新しやすいコンテンツとしての提案事例や採用事例、 メルマガ掲載記事やSNS投稿などがあります。見込みレベル別では下記のコンテンツが考えられます。また、 現場の営業担当者は、日頃の商談活動の中で、自社や競合との違いを有益なコンテンツとして 作成していることも多く、そういった素材も加工することで活用できます。

①新規客を獲得するために、多くのコンテンツを掲載・更新し、メルマガなどに活用することで、
潜在客を顕在化させます。「お役立ち情報」のほか、「技術情報」「採用事例集」「Q&A」「動画」「お役立ち冊子」などのダウンロードを 特典として用意することで、メルアドリストを獲得します。
②検討中の顕在客に対しては、具体的な商品プランやスペック、サポート資料、有益な調査レポート、導入成功事例、勉強会・セミナーのお知らせなど見込み度を高めるコンテンツを用意、SEO(キーワード検索)対策や Web広告で集客を行ないます。
③よりホットな検討客(見込み客)に対しては、「導入シュミレーション」「他社との違い」「資料請求」「見積もり」「詳細説明会」などのコンテンツの用意や 問い合わせを受けます。

注)一定のアクセス数を短期的に達成する方法として、
リスティング広告などである程度のアクセス数を確保したうえで、流入キーワード、 ユーザーの離脱率、回遊率、 CV完了率などへの評価を行ない、効果のあったキーワードの順番に SEO対策をすることで、 短期的に結果を出すことも可能です。
結果が出るにしたがって、少しずつ、広告費を落とします。