企業がBtoBメルマガを配信して効果はあるのか?

Twitter、Facebook、Instagram、LINE@などのSNSが台頭している中、「メールマガジン(メルマガ)」を配信しても、「今の時代、読んでもらえないのでは?」と思っている方も多いかと思います。

たしかに、メルマガよりもSNSの方が賑わっている感じがしますが、それはあくまでもBtoC(対個人)でのお話です。

BtoBビジネスの場合は、提供者側の情報発信が乏しかったり、公開するにも限りがあるなど、公に情報を公開しても、ターゲットにしている企業に情報が届いていないケースも多々あります。

BtoBビジネスの場合、必要とされる情報に対してはニーズが高い傾向にあるため、メルマガを活用することは、有効と言えます。

そこで、このカテゴリーでは、

メルマガの使用実態やその効果などのほか、

  • メルマガの数字について(開封率やクリック率の向上や、数字から得られる情報の活かし方など)
  • 配信対象について(集め方や分け方など)
  • コンテンツについて(リソースの活用)
  • 応用、BtoB向け企業メルマガ事例等

など、「企業に読まれるBtoBメルマガ」についての情報をお届けしていきます。

企業のBtoBメルマガは、実際、仕事で読まれている!

一般社団法人日本ビジネスメール協会よる、「ビジネスメール実態調査2018」によると、

  • 仕事で使っている主なコミュニケーション手段の第1位は「メール」(96.50%)
  • 仕事でメールの送受信には約半数の人が「パソコン」と「スマートフォン(iPhoneなど)」を併用
  • 仕事で利用しているメールソフト第1位は「Gmail(G Suiteを含む)」(38.36%)
  • 1日の平均は送信「11.59通」、受信「34.30通」。
  • 役職が高くなるにつれて送受信数が増加傾向。
  • 仕事のメールを確認する頻度は「1日に10回以上」(43.74%)が最多
  • ビジネスメールが上手いと感じた内容の第1位は「文章が簡潔で分かりやすい」(65.50%)

などの実態が明らかになっています。プライベートの連絡はSNSであっても、仕事ではメールを使うという方が圧倒的に多いです。

ですが、ただメルマガを作成し、配信すればよいわけではありません。

開封率やクリック率を上げ、目的までの動線を考えた、メルマガ配信を戦略的に進める必要があります。

BtoB営業にこそ、メルマガは効果的!

イベントなどで集客したとしても、現時点では意欲がまだ高くない見込み客もいます。

ですが、営業(セールス)という視点になると、どうしても「新規客」や「今すぐ客」ばかりを追いかけてしまいがちです。そこに人員もさきたくなります。

なので、「新規客」や「今すぐ客」を優先してしまうと、それ以外の「これから見込み客」に対しては、「何もしていない」という後回しの状況が生まれてしまいます。

こういった見込み客に対して、人員をさかずに、定期的な情報提供を与え、接触の機会を増やすのに適しているのが、メールマガジンなのです。

BtoBの分野は、製品やサービスを選定する期間が長いという特徴があります。

なので、現時点では必要としていなくても、何かのキッカケで必要になる瞬間があります。
その時に思い出されるのは、接点がある企業です。

営業マンが常に接点を持つことができない大企業のいち商品事業部や中堅企業などにこそ、メールマガジンは向いているのです。

名刺交換から、すぐ定期的なアプローチが可能になる!

BtoB企業は、展示会や問い合わせなどで交換した顧客の名刺を持っています。
そして、名刺には必ずと言っていいほど、メールアドレスが書かれています。

名刺交換後、いちど電話をかけてアプローチしたところ、製品やサービスには好感を持っていただけたけど、「今はまだ必要ない」と、現時点では距離を置かれた相手がいるのではないでしょうか?

せっかくの、その接点を、眠らせてしまうのではもったいないことです。

メールマガジンを始めれば、現時点では距離がある見込み客に対しても、定期的なアプローチが可能になるので、継続していれば、検討する良いタイミングに合うことはよくあります。

BtoBビジネスの場合、メールマガジンは、継続して実践することで、売上に結果を与える可能性があります。

ぜひ、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?