先人哲人に学ぶ 松下幸之助④【ネクストライク128号】
松翁ある人に次のように言われた。
素直な心④
□ “自己観照“のできる人には過ちが少ない。
□ 人間が誇りを持つということは大事だが、しかしそれは、謙虚な誇りでなければならない。
□ 行き詰まりは、みずからを省みる心が失われたときに表れる。
□ 失敗すれば、やり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫してやり直せばいい。
□ 世の中は、なかなか自分の思うようにならないというけれど、見方によっては、自分の思うようにならないほうがいいのかもしれない。
□ 誰もが学校での優等生になれるとは限らない。しかし、誰もが人間としての優等生になることはできる。
□ 山は西からも東からも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。
□ 楽観よし、悲観よし。悲観の中にも道があり、楽観の中にも道がある。
□ 風の音を聞いても悟る人がいるように、聞く人に聞く心があるならば、どのような話からもそれなりの価値を汲み取ることができるだろう。
□ 人の話、人の教えを喜んで聞くようにしなさい。そういう努力を重ねることからでも素直な心になることができるものだ。
□ 人の言葉に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものである。
□ 若い君たちに言いたい。あまり利害にとらわれず、堂々と生きていく肚を作って欲しい。
□ きみは自分を戒める言葉をもっているか。
□ 冷静ほど、大事なことはないのである。