Webマーケティングの考え方と実践方法①【ネクストライク123号】

「Webマーケティングの考え方と実践方法」シリーズの
1回目【なぜ、いま、Webマーケティングなのか?】です。

これからの予定です。
1回目 なぜ、いま、Webマーケティングなのか?
2回目 BtoBtoC企業におけるWebマーケティングの重要性について。
3回目 ご担当者が忘れてならないこと。
4回目 Webマーケティング手法を整理する。
5回目 Webサイト構築時に注意したいこと7点。
6回目 Webサイト3つのタイプ。
7回目 Webサイトのリニューアル成功の4パターン。
8回目 コンテンツの種類を整理する。
9回目 改めて「オウンドメディア」を考える。
10回目「マーケティングオートメーション」を考える。

弊社の基本的なスタイルとして、お伝えできれば思います。

1.なぜ、いま、Webマーケティングなのか?

従来のメディア(媒体)が横ばい、下降しているなかで、シェアを伸ばすインターネット。
私たちの身の回りのBtoCでは、もはや、PCやスマホなくしては成り立たなくなっています。BtoBtoCに於いてもそのようになってきています。

注)本稿では、「BtoB」と「BtoBtoC」の両方について、考えていますので、便宜的に、「BtoBtoC」を多用いたします。

展示会やセミナー営業、ショールームイベント、テレマーケティングなどの手間も予算も人員も必要とするいわば、人海戦術などを主としたプッシュ型営業を積極的に行ないながら、あまり効果測定することのない非効率さや予算のムダを感じているBtoBtoC企業は、今以上の売り上げ拡大をいかに行うか、新しい考え方を模索しています。

そこには、お客さまにあまり認知・理解されていなく、商品が難解で、販売チャネルが複雑で長く、 成約までに時間がかかるBtoBtoCビジネス特有の難しさがあります。

一方、顧客は、インターネット環境の向上とWeb上のコンテンツの充実にともない、顧客の情報収集力は格段に高まり、自分たちのペースで商品やサービスの理解を深め、ある程度、社内的に同意をつけられそうな段階になって相談してほしい、アプローチして欲しいと考えるようになっています。

「事前の下調べ」のほとんどはWeb上で行われていて、営業担当が「ご機嫌伺い」に顧客と接触して課題を聞き出し、解決策を提案する従来の営業スタイルは、難しくなりつつあります。結果として、競合なくして、指名される傾向も強くなっています。

Webマーケティングを駆使し、集客と育成に特化したプル型をも採用して、クロージングは営業に専念させるスタイルで効率化と成果を上げる企業もこれから増えていきます。

BtoBtoC企業は、本当の社内組織力、つまり、部署間での 柔軟性と機動力 が 試される時代といえます。
進化論のダーウィン説「変化するものが生き残る、大きさではない・・・」です。
いままで、BtoBtoC企業のビジネスモデルであった企業規模=強い商品力や流通力、といった市場ルールとは異なる、本当の「顧客視点」での新しいマーケティングゲームの始まりです。
先発しPDCを回して知見を得たところが生き残る権利を有します。
いま、Webマーケティングを考える時です。