オウンドメディア活用② オウンドメディアの特長について考える【ネクストライク116号】

【オウンドメディア】活用を考えるシリーズの2回目。
「オウンドメディア」の特長について考える

【オウンドメディア】の特長について考える。

【オウンドメディア】はマス広告といったプッシュ型によって顧客を「追いかける」のではなく、顧客に自社を「自ら見つけてもらう」、プル型のことを指します。我々自身が「知りたいことは自分で調べられる」ようになり、「自分が欲しいと思わない情報はシャットアウトするようになった」からです。

顧客になり得ない相手に一生懸命「押し売り」をして嫌われるのではなく、興味を持った消費者が自ら検索したときに「見つけてもらえる」ように「顧客が欲しい情報」を用意し、ニーズを育成して購買につなげていくのです。この「顧客が欲しい情報」こそが「コンテンツ」です。

1.コンテンツの資産効果で広告宣伝費を押さえることができる
従来、企業が当たり前に行ってきたテレビCMなどのマス広告、テレアポセールスなど、「売り込み型」といわれる広告手法が今や通用しなくなってきています。スマートフォンの台頭で、以前ほど効果が上がっていないようです。初期コストが高く、いったん広告をやめてしまうと効果が薄くなる従来型の広告手法に比べて、広告宣伝費を抑えることができます。
集客は増えたものの商品の購入に直結しなかった広告と異なり、コンテンツマーケティングは「蓄積効果」があり、一度発信したあとはそのコンテンツ自体の情報価値が機能しつづけます。また、制作したコンテンツは広告と異なり、コンテンツの資産効果により、将来に渡ってターゲットユーザーを連れてくることを考えれば、費用対効果としては安価だと言えます。コンテンツマーケティングは、ある意味、非常にコストパフォーマンスの高いものです。
商品情報で引きつけるのではなく、商品に関連した情報でターゲットユーザーを引きつける。これがコンテンツマーケティングを通じて行う集客の基本的な考え方です。コンテンツを増やせば増やすほど、顧客との接点が増え、費用対効果が改善してきます。

2.専門家として、信頼され、自社のブランディングを高められます
近年、ブランディングとWebとの親和性が高くなってきています。さまざまなコンテンツを有効に活用する手法はブランディングと一致します。これは、オウンドメディアのメリットとして、質の高い記事を作成することにも関係しています。

3.顧客ロイヤリティを高められます
顧客に役立つ情報を出し続けると「こんなに役立つ情報を提供してくれる・・・いい会社・・・」という印象を与え、ロイヤリティが高まります。

4.情報を自然な形で拡散できます
検索エンジンやSNSを通じて、コンテンツを探しているユーザーが自然に私たちの情報を見つけてくれるようになります。広告に頼らなくても、拡散できるのが、メリットです。

5.幅広い地域をターゲットに展開できます
離なれた展示会に出展しなくても、コンテンツを届けることができます。

※ご参考 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アメリカのコンテンツマーケティングの権威である
ジョー・ピュリッジいわく、

顧客はあなたのことも、あなたの商品やサービスのことも気にかけてはいない。
彼らが気にするのは自分自身のこと、彼ら自身の欲求やニーズだけだ。
コンテンツマーケティングとは、顧客が本当に関心を払うようになる、
彼らを夢中にする興味深い情報をつくりだすことだ。

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本論です。

以下、弊社なりに考えましたオウンドメディア企画作法の骨子をお伝えいたしまして、みなさまのご意見や企画のお手伝いにもなれば・・・と考えております。