複合機というコンテンツはオウンドメディアとして成り立つのか?
「○○はオウンドメディアとして成り立つのか?」という視点で、今回取り上げていくのは「複合機」です。
コピー、プリンター、イメージスキャナ、FAXなどの機能が一つにまとめられている機器(複合機)について、取り上げていきます。
基本は「お役立ち情報」から始まるが、、、
基本になるのは、複合機に対する疑問や、オフィスの業務効率やコスト削減につながるお役立ち情報でしょう。
例えば、
- 複合機でコスト削減する方法
- 複合機で紙を電子化(ペーパーレス)する方法
- 複合機・コピー機のFAX(ファクス)をペーパーレスにして業務を効率化する方法
- 複合機で文書のセキュリティを強化する方法
- 複合機を使った、名刺管理・整理の方法
などの、複合機の活用術なども交えたコンテンツが考えられます。
その他には、「複合機✕クラウド(他社サービス)」など、ネットに繋がっているからこそできる業務効率などは、一見難しそうにも思える分野なので、内容が充実すれば、役立つコンテンツになります。
複合機を仲介する商社・大塚商会では、メディアサイトではありませんが、お役立ち情報として、下記のようなページを設けています。
各メーカーの差がわかりにくいため、比較サイトの方が読み手の役に立ちやすい
お役立ち情報が基本ではありますが、それだけでは、どこも似たようなコンテンツになるため、差を生み出すことが難しいです。
つまり、「他社と似たようなコンテンツになりやすい=他社と商品の差が分かりにくい」ということなのです。
富士ゼロックス、キヤノン、リコー、京セラ、コニカミノルタ、シャープ、OKI、東芝、ムラテックなど、それぞれのメーカーが複合機を販売されていますが、その違いがわかりますでしょうか?・・・きっと、一般の人にはわからないはずです。
こういった違いがわかりにくい商品の場合、自社のオウンドメディアよりも、第三者の比較サイトの方が、読み手にとっては役に立ちやすいのです。
比較サイトには下記の様なサイトがあります。
価格やスペックでの比較だけでなく、
- みんなの口コミ
- イチオシ・イマイチポイント
- こんな会社に向いてる、こんな会社に不向き
などの、独自の評価情報も載っています。
また、複合機の選び方以外にも、
- カウンター料金の相場
- 複合機リース価格の相場
- コピー機を選ぶコツ
- 再リース・延長はお得
- 中古複合機ランキング
- 起業時のコピー機選び
といった、ノウハウも掲載されています。
やはり、違いがわかりにくい商品は、第三者による比較サイトの方が、コンテンツは充実しやすいです。
実際、複合機のオウンドメディアを検索しても、存在していないようです。メーカー側も、特定の商品だけに絞り込まず、最新の自社のテクノロジーや製品を交えて情報発信を行っています。
そういった状況を踏まえると、複合機というコンテンツは、オウンドメディアに向いてないのかもしれません。