情報通信というコンテンツはオウンドメディアとして成り立つのか?
「○○はオウンドメディアとして成り立つのか?」という視点で、今回取り上げていくのは「情報通信」です。
情報通信とは、「コンピューターと通信技術を統合した情報技術およびその利用形態」という、何とも抽象過ぎて、掴みどころがありませんが、
- IoT・ITプラットフォーム
- 交通
- ワークスタイル
- 社会インフラ・防災
- 金融・流通
- 製造
などが含まれています。
わかりやすさとブランディングで販路拡大
情報通信の中でも、上記のカテゴリーを全て網羅するオウンドメディアにしていく場合、その対象はおのずと企業向けのコンテンツになりやすいです。
しかも、通常の内容だと、情報システム部門があるような企業規模でないと、見てもらえないようなジャンルです。これでは販路拡大には繋がりませんので、経営者や総務辺りの目に留まるような、システムのわかりやすさや、利用した結果のイメージのしやすさが求められるでしょう。
また、自社製品の紹介や、情報通信関連の情報提供だけではなく、サービスや商品の開発者の想いなど、ストーリーをより深く紹介できるようなコンテンツをつくることで、深みを出していくなど、モノづくりに秘めた自社の想いをコンテンツにした、存在意義を伝えることも必要になってきます。
つまり、わかりやすさとブランディングによって、顧客獲得していくような方向性を目指すようになってきます。
企業向けは、メルマガでフォローしていく
オウンドメディアに訪問してきた見込み客を、メルマガに登録させ、定期的なメールマガジンでフォローしていくのが、最も効率の良い方法になります。
製品やサービスを導入するタイミングは、それぞれ異なりますので、購入意思が出るまでの間は、定期的にメールマガジンでも、情報を発信してフォローをしていきましょう。例えば、Webページを紹介したり、セミナーやイベントへの参加を促したり、事例の閲覧・資料請求を促したりします。
見込み客と継続的にコミュニケーションを取り、関係性をつくることで、検討時期が来た時に、声を掛けてもらいやすくなるのです。
日立のオウンドメディア例
例えば、日立が運営している「Hitachi IoT Platform Magazine」では、事業企画やマーケティング活動に役立つ最新のビジネスノウハウ、ITプラットフォームによる課題解決や真の価値を伝えるさまざまなコンテンツを取り上げています。
映像コンテンツもあり、わかりやすくまとめられています。
サイトの紹介映像もあります。
ニッチなジャンルほど、対象者が集まるプラットフォーム(オウンドメディア等)をつくることが、顧客獲得には欠かせなくなってきています。