エネルギーと情報通信の融合時代にスマートグリッドの専門メディア『インプレスSmartGridフォーラム』
オウンドメディアを構築する上で、一般的に気にされがちなのは、アクセス数の増加が見込める人気キーワードです。
そういう条件下になると、専門的な分野のメディアは「分が悪いのでは?」となるかもしれません。ですが、専門的な分野でも、デジタルとアナログを使い分けたやり方があります。今回は、そのオウンドメディアを紹介します。
スマートグリッドの専門メディア
インプレスSmartGridフォーラムは、エネルギー(電力/ガス)と情報通信を融合したスマートグリッドの専門メディアです。スマートグリッドのほか、M2M/IoT等の情報技術や標準化、ビジネス動向の最新情報を、丁寧に解説しています。
サイトのコンセプト
サイトを運営しているのは、株式会社インプレス。情報・通信業として、IT関連出版メディア事業、及びデジタルメディア&サービス事業を展開する会社です。
なので、このサイト以外にも、
- オープンソース技術の実践活用メディア「Think IT(シンクイット)」
- 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト「Web担当者Forum」
- ネットショップ担当者のための解説記事&ニュースの情報サイト「ネットショップ担当者フォーラム」
なども運営されています。
コンテンツ内容
今回取り上げている「インプレスSmartGridフォーラム」では、エネルギー(電力/ガス)と情報通信を融合したスマートグリッドや、M2M/IoT等の情報技術や標準化、ビジネス動向の最新情報が掲載されています。
記事のカテゴリーは、12に分けられています。
TOPページの右サイドバーには、
- ニュース
- イベント
- 人気記事(5つ)
の項目が設けられています。
さらに、左のサイドバーには、
- レポートの新刊情報
- 特集
が設けられています。
記事の更新頻度はバラバラで不定期のようですが、ニュース情報はほぼ日で更新されています。
ゴールは定期購読・Web閲覧
サイトの内容に関連した、有料のニュースレターを発行しており、その購読者を集めることがゴールになっています。合わせて、メルマガ登録(無料)も促しています。
さらには、数年前の古いニュースレターは、無料ダウンロードできるようにもしています。ただし、必要事項を入力しないといけないため、顧客リストの獲得を図っています。
(現時点での)結果
一応、分析ツールのSimilarWebで5月23日現在のデータを調べてみると、
訪問者数は2万5000前後のようです。
流入の63.76%が検索によるもので、ダイレクト(ブックマーク)が12.23%、リンクからの流入が21.47%です。SNSは1.75%。
知見
サイトの記事のコンテンツは、ニュースレターに掲載した、月々のトピックスや標準化動向、展示会/イベントのレポートなど、編集部独自の取材に基づく記事を閲覧できるようにしているようです。デジタル(無料情報)とアナログ(有料購読)を上手く使い分け、相乗させることができると、オウンドメディアの深みも増してきます。
ちなみに、ニュースレターなどの紙面のコンテンツを活用した例は、過去にも取り上げています。参考ください。