1分で読めて成果があがる!アパレル店の店長や経営者向けのノウハウ系オウンドメディア「アパラボ」
「1分で読めて成果があがる!」という、わかりやすいコンセプトのノウハウ系オウンドメディアを紹介いたします。
アパレル特化型したノウハウを発信
クラウド型のPOSレジ等アパレル特化型クラウドサービスを提供する「株式会社バーディモバイル」が運営するオウンドメディアサイトです。
サイトの目的
サイトの運営をしているのは、アパレルに特化したクラウドサービスを提供している会社です。なので、自社のPOSレジなどの商品を普及させるため、一般の消費者向けではなく、主にアパレル業界の経営者向けに情報発信をしています。
コンセプトは、「1分で読めて成果が上がる!」ということ。アパレルの商品情報だけでなく、ビジネスノウハウにも触れており、「【初心者でも簡単に活用!】 4P分析の方法と具体例」「【集客率を変える!】セールスライティング 4つのテクニック」など、アパレル初心者にも役立つ内容となっています。
メディアサイトの方向性としては、単に自社の商品やサービスを紹介するのではなく、見込み客(経営者)の経営にプラスになる有益な情報を与えることで、信頼関係を築き、問い合わせや、メルマガへの登録のようです。
施策
2016年3月から始めており、2018年1月現在で約100記事ほどです。
記事の文字数は少なくても1000字以上あります。定期的ではありませんが、大体1週間毎に、1~4記事ほど公開されています。
記事カテゴリーは、アパレル業界のこと以外に、マーケティングやノウハウのことも取り上げています。また、用語集では、アパレルのことだけでなく、ビジネス(マーケティング)用語も記載していて、初心者や疎い方にも役立つ内容になっています。
- 業界ニュース
- ノウハウ
- 調査/インタビュー
- 用語集
2018年1月15日時点で、掲載されている人気記事のベスト5をみると、ノウハウ記事が人気です。経営者向けなので、集客や売上にどう繋げていくかは、外せないテーマになっています。
「まとめ」カテゴリーでは、テーマに沿った役立つ内容を厳選し紹介しています。
例えば、上記の記事は、POSレジの種類のまとめ記事です。
利用者から見て有益な記事にするため、自社のPOSレジの紹介だけでなく、他社のPOSレジも紹介し、「これだけ選択肢があるよ」ということを発信しています。また、「0円から」という切り口は、これから検討したい初心者の方や、小さなお店に向けた内容になっています。
これらの記事は、自社でも書いているのかもしれませんが、サイト上でライターを募集されているので、外部のライターを活用されているようです。ただし、アパレル業界に特化した情報発信なので、ライターの募集要項も、「アパレルに関心がある」「アパレル関連のお仕事やアルバイトの経験がある」などの条件があります。
現時点でのゴールは「商品ページへの誘導」と「メルマガ登録」
サイトのゴールとなっているのは、
- 商品ページへの誘導
- メルマガ登録
の2つです。そのバナーが、右サイドバーに貼ってあります。
メルマガの登録フォームもあります。
商品ページの誘導バナーは、記事の下にも設けられています。
その他にも、「お役立ち資料のダウンロード」や「セミナーのご案内」という、バナーもあるのですが、その先のページは2018年1月15日現在、まだできていませんでした。
(現時点での)結果
アクセス数や問い合わせの数などは公開されていません。
分析ツールのSimilarWebだと、アクセス数は取得できませんでした。
流入は、約50%がダイレクト(ブックマーク)によるもので、リンクからの流入が27.34%。検索による流入は22.6%です。
SNSは、Facebookページはありますが、SNSからの流入は少ないです。
ただしこの内容は、birdiecloud.comのデータなので、商品サイトの内容も含まれたドメイン全体の数字になります。メディアサイトは「birdiecloud.com/apparel-lab/」と、その下のディレクトリになります。
知見
「1分で読めて成果があがる!」という切り口は、忙しい経営者にとっては、気軽に読める気がして良いです。
ただ、提供している商品やサービスは、アパレルの小売店舗向けという絞込みがなされていますが、メディアサイト「アパラボ」では、ビジネス全般やマーケティングなどの一般的な情報まで扱ってしまっているため、内容のパンチ力が若干乏しい気がします。検索による数字が低いのもその影響はあるかもしれません。
なので、ビジネス全般やマーケティングなどの一般的なノウハウよりも、接客やサービス、物件や立地、店舗運営やレイアウト、在庫や物流など、アパレルの中でも小売店舗の経営者だからこそ知りたいノウハウや情報が増えてくると、アクセス状況も変わってきそうです。